客車の形式称号
例
(1)客車の車両重量による区分
コ |
22.5トン未満 |
ホ |
22.5トン以上 27.5トン未満 |
ナ |
27.5トン以上 32.5トン未満 |
オ |
32.5トン以上 37.5トン未満 |
ス |
37.5トン以上 42.5トン未満 |
マ |
42.5トン以上 47.5トン未満 |
カ |
47.5トン以上 |
注)ここでの重量は自重(空車→乗客や荷物、水や備品等を含まない状態)ではなく、
積車重量(定員分の乗客等を乗せた場合の重量)です
(2)客車の用途による区分
1)座席車・寝台車の区分
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〜昭和35年6月30日
三等級時代 |
昭和35年7月1日〜
二等級時代 |
昭和44年5月10日〜
モノクラス化後 |
イ |
一等座席車 |
− |
− |
ロ |
二等座席車 |
一等座席車 |
グリーン車 |
ハ |
三等座席車 |
二等座席車 |
普通車 |
イネ |
一等寝台車 |
− |
− |
ロネ |
二等寝台車 |
一等寝台車 |
A寝台車 |
ハネ |
三等寝台車 |
二等寝台車 |
B寝台車 |
2)その他の区分
フ |
緩急車(車掌室付の車両) |
テ |
展望車 |
シ |
食堂車 |
ユ |
郵便車 |
ニ |
荷物車 |
エ |
救援車 |
ル |
配給車 |
ヤ |
職用車(試験車・工事車・教習車・保健車など) |
3)現在では使われていない記号
ヘ |
病客車(傷病兵輸送用) |
ヘセ |
保護室(精神病患者輸送用)付病客車 |
ミ |
連合軍(進駐軍)接収車の一部
(ラジオ車・酒保車・売店車・衛生車など) |
ヌ |
暖房車(参考・・・客車ではない?)
SG(蒸気発生装置)非搭載機関車牽引の
客車列車の蒸気暖房用 |
ワシ |
和食用食堂車 (木製客車にのみ存在)
両側窓に沿ってカウンター式の食卓を設置
乗客は丸イスに座り、窓側を向いて食事をとる |
(3)特に規定はなし。(現状では下記のような区分)
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代表的な車種 |
主な用途・種別 |
1 |
10系
12系・14系 |
昭和30年以降製造の軽量客車
固定編成・分散電源方式の急行・特急用客車 |
2 |
20系・24系 |
固定編成・集中電源方式の寝台特急用客車 |
3 |
オハ35 |
主に昭和初期以降製造の鋼製客車 |
4 |
スハ43 |
主に昭和20年代中盤以降製造の鋼製客車 |
5 |
スロ54
50系 |
主に昭和20年代中盤以降製造の特別2等客車
主に昭和52年以降製造の普通列車用客車 |
6 |
オハ61 |
木製車を鋼体化した客車 |
7 |
オハ71 |
戦災復旧客車 |
8 |
スロ81 |
旧型客車改造の和式客車(お座敷車) |
9 |
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特殊客車 |
(木製客車については下記の通り)(B+C+D)
1000〜7999 |
雑形2軸ボギー客車 |
8000〜9999 |
雑形3軸ボギー客車 |
10000〜17999 |
中形2軸ボギー客車 |
18000〜19999 |
中形3軸ボギー客車 |
20000〜27999 |
大形2軸ボギー客車 |
28000〜29999 |
大形3軸ボギー客車 |
(4)台車による区分
0〜7 |
2軸ボギー客車 |
オハネ25等 |
8,9 |
3軸ボギー客車 |
マイテ49等 |
注) 昭和28年6月1日以前は 7 〜 9 が3軸ボギー客車
(5)車番
基本的に製造順に付番
仕様の違いにより番台区分有
例) 旧型客車の2000番台は電気暖房車
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